楽ストリート「人生に楽をみつけよう」

健康オタクなおばさんの人生観。脳出血で倒れた旦那さんのとの生活などを書いています

回復期リハビリテーション病院とは

旦那さんが倒れた時に病院で今後についての説明がありました。

正直、まだ目の前で起きてる事がなんなのかもよくわからないのに今後の事言われても…という状況でした。

ここは2カ月以内にでることになるのでそのあとは回復期リハビリテーション病院

その後に自宅ということになるでしょう。

その時はまだ脳出血の後遺症とかも良く把握していなくて、何どういうこと?

家に帰って調べると脳卒中脳出血脳梗塞くも膜下出血

の場合、急性期と言われる発症直後から2カ月以内に回復期リハビリテーションに転院するというルールがあるとのこと。

うちの旦那さんのように若い人は回復が見込まれるから多分大丈夫でしょうとのお話。

多分大丈夫って何?

①回復期リハビリテーション病院にいくには

発症から2カ月以内というルールがあるのに勝手に好きな病院に行けるわけではない。

病院の医療ソーシャルワーカーさん(MSW)を通じて、お医者さんからの推薦状?みたいなものを回復期リハビリテーション病院に提出し、受け入りが可能であるならその後家族が面談して決めるという手順である。

リハビリテーション病院も入院期間が決められているため、待てば入院はできるが、実際はどこの病院も常にいっぱいな状況で病室が空くのを待っている状況である事が多い

らしい。

そのため、2カ月以内に転院するためには発症して間もなくその手続きをとった方がいいと言われた。

うちの旦那さんの場合、入院して約2週間で手続きをした。

まだ意識がやっと戻ったかな?みたいな状態だったので早いのではと思ったがリハビリはとにかく1日でも早い方がいいとのことだった。

比較的近くのリハビリテーション病院を2つ紹介され、その両方に書類を提出してもらった。

病院で受け入れを許可されなければ行くことはできない。旦那さんの場合、比較的年齢が若いので受け入れられるのではと言われたがこの頃はまだ経管栄養の状態。

本当にこの状態でリハビリができるのか。

リハビリは決して簡単な事ではない。

いや多分すごいエネルギーが必要だと思う。

なのでご高齢の方で無理をさせたくない場合などは無理にリハビリなどをさせない

という選択肢もあるようだ。

書類提出から1週間ほどで紹介された2つの病院から受け入れOKの連絡を

もらった。

MSWさんからはどちらもリハビリの質は同じでいい病院なので1日でも早く受け入れしてくれる方の病院に転院するのがいいでしょうと言われた。

そして双方の病院に見学と面談に行くことになった。

A病院

ここはインターネットで調べて私も気になっていた病院で自分でも直接病院にメールして問い合わせした病院。

自分の職場から近いので便利かと思っていたらタクシーならすぐだが、バスのアクセスが悪く仕事帰りに毎日通うには少々不便かも・・・という感じ。

病院内はリハビリ専門病院らしく、スタッフさんがとても多く、普通の病院よりなんとなく開放感?はあった。

しかし、リハビリ専門病院なのでお医者さんの人数はとても少なく。病状が悪化した場合にはすぐに前の病院に帰されてしまうとのことだった。

そして問題の入院日であるがやはり今はいっぱいのため期限ギリギリの2カ月以内には

なんとか間に合うのではとのお話だった。

とても気になっていた病院だが、リハビリ専門でお医者さんの人数が少ないことと

入院日が遅くなりそうなことが気になった。

B病院

その二日後にもう1つの病院に行った。

こちらの病院も駅からバスを利用しないといけないが、面談の時は最寄り駅から

のタクシー代をだしてくれるというサービス(有難い)

最寄り駅は自分の仕事でも利用している駅なので通うには問題ない。

しかもバスの本数が多い。

病室を見学させてもらうと4人分部屋ではあるが間仕切りにクローゼット、机のついた

家具を使っているので一般病棟に比べると2倍近い広さに感じる。

ここは総合病院なので万が一病状が悪化しても同じ病院内で診てもらえる。

問題の入院日だが10日後ぐらいには入れるのではとのことだった。

この時点で私としてはB病院がいいなと思っていたが、1日でも早いほうが

いいと言われていたのでとりあえずは連絡待ちとなった。

そして5日後、B病院から翌週の月曜日に入院できるとの連絡が入り。

転院先はB病院に決まった。

このようにリハビリテーション病院は最低でも2か所の病院に依頼することが

ほとんどのようだ。

そして旦那さんは倒れてから39日後にリハビリテーション病院に転院した。

②リハビリ病院は1つのチームである

救急病院でも少しのリハビリはしていたもののまだ車椅子に乗るのも大変な旦那さんは

ストレッチャーのまま介護タクシーでB病院へ転院した。

久しぶりの外の空気だったがあいにくの雨だった。

病院に着いて手続きを終わると、病室にはお医者さん、看護師さん、

理学療法士さん(PT)、作業療法士さん(OT)言語聴覚士さん(ST)

管理栄養士さん、ソーシャルワーカーさん(MSW)それぞれの担当の方が

集まってそれぞれの方が私に今後の方針などを話してくれた。

入院したのが10時、手続きや説明でお昼の時間になった。

早速デイルームと言われる食堂のようなところでお昼ご飯。

昨日までは食べさせてもらっていたのにいきなり自助具とよばれるスプーンで

自分の左手で食べていた。

救急病院では寝たきりで食事もトロミ材使っていたのに

ほぼ普通にご飯。

なぜかそれを見ただけで少し安心してしまった。

午後からはすぐにリハビリもはじまった。

学校の時間割のように日程が決められていて、3つのリハビリ、

それ以外にも食事、入浴など全てにおいて、自立を目的としてスタッフさんが

優しく、時に厳しく指導してくれる。

私は毎日病院に行っているので気になることもすぐにスタッフさんに相談している。

皆さん、本当に良く教えてくださる。

本当にチーム一丸となって患者さん、その家族と向き合っているんだなと

感じた。

そしてMSWさんからもご家族の意思を最大限尊重してリハビリを進めたいから

希望があればどんどん言ってほしいと言われた。

転院して1カ月が過ぎ。

もうすぐ2回目のカンファレンスです。

このチームを信頼して旦那さんにも前進してほしいです。

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