超高齢化社会の今、介護に関する情報やサービスは多くあるが、高齢者
と呼ばれる前の人間が介護を必要とした場合、多くの問題と直面することを
今回身をもって実感した。
ましてそれが一家を支える大黒柱だった場合さらに色々な問題がある。
まず、収入である。
我が家の場合もほとんど主人の収入をメインに家計は成り立っており、その収入がなくなったら大変な事になる。
まして、そこに多大な医療費もプラスされる。
医療費は申告すれば戻ってくるお金もあるとしても入院が長期に渡った場合は多額になる。
限度額適用認定証
最近は入院した際に病院でも高額医療なりそうな人は事前に限度額適用認定証
を申請してくださいと言われるが、月末に申請した場合、発効日が翌月になってしまうとその月は適用されなくなってしまうので注意が必要です。
我が家は去年入院した時も月末でそれをわかっていたので今度はすぐに申請しました。
でも限度額認定証を提出したからといって支払うお金がその限度額かというと
そうではありません。
これはあくまでも保険の適用に関する限度額なので保険外の食事代、おむつ代など
適用されない支払いも多額に渡ります。
これらの金額は医療費控除の対象にはなるものも多いのですが、とりあえずは
支払わなくてはいけないので入院が長引く場合はかなりのお金がかかってきます。
最近の病院はクレジットカードを使えるところも多いのですが、本人の収入がどうなるかわからない時にカードを使うのは不安でつかえませんでした。
でも金額が高い分、カードの方がポイントついたかな?と少し思ってしまいました。
今回主人の入院、療養は長期に渡ると思います。
そうなると今後の収入はどうなるか
主人は会社員ですが、去年も入院して有給はほとんどありませんでした。
でもありがたいことに主人の勤務先は3カ月間は普通に給料をもらえて、その後
傷病手当金を申請するということでした。
傷病手当金は給料保険保険が支給されない時に健保が給料の約3分の2の金額を
支給してくれるもので最長1年6カ月支給されます。
その後の問題はありますが、とりあえずその期間に考えることができるので
ありがたいことです。
普段、保険料高いなと感じますが、こういう時は本当に助かります。
そしてこれは国民健康保険にはないということを知り少し驚きました。
国民健康保険には定年がないですからと言われましたが日本の社会保障について
良く理解していないといざ病気になった時に困るなとつくづく感じました。
主人がお金に関してきっちりとした人である程度の貯蓄をしてくれていたので
とりあえずはしのげそうですが、今後のことを考えると新たな収入源をかんがえなくてはいけません。
でも、倒れてすぐにそんなことかんがえていられないので傷病手当金は
本当に助かります。
しかし、主人の勤務先がちゃんとした会社でよかったとつくづく思いました。
私が以前勤務していたブラックな会社だったら
このような状況なら即、給料打ち切られて、傷病手当金のことなども
調べもしないで解雇されそうな会社ですから・・・
これから色々大変だと思いますが、この2つの制度にかなり
助けられます。
とりあえず、少し考える時間がもてます。
大黒柱が倒れた時、パニックになりがちですが
会社員の場合このような制度もあるので必ず利用しましょう。
自営業の方は自分たちの生活のほかに会社や従業員のことも考えなくてはいけないんだと思うといかに常日頃からいざという時のことを考えたり蓄えもそれなりになくては大変だということも強く感じました。
辛い時は空をみて深呼吸して呼吸を整えています。